今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
個々の病態への対応
腎機能障害を伴う心不全
下重 晋也
1
,
土橋 和文
1
,
島本 和明
1
1札幌医科大学第二内科
pp.1704-1707
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908336
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ポイント
腎機能障害は心不全の増悪因子であるのに加え,末期腎不全患者では尿毒性心筋症,心臓血管系石灰化合併症,腎性貧血などが心不全の原因となりうる.体液・電解質の管理が主体となるが,循環器用薬の使用法が異なり,症例に応じた治療法の選択が肝要である.また透析療法導入時期について熟知する必要がある.
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