今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
個々の病態への対応
睡眠時無呼吸と心不全
麻野井 英次
1
1富山医科薬科大学第2内科
pp.1702-1703
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908335
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
慢性心不全患者の約30〜50%に睡眠時無呼吸が認められ,その約8割が中枢型無呼吸である.
睡眠時無呼吸は繰り返す低酸素血症による交感神経活動の亢進,睡眠の分断,心臓への過負荷を介して心不全を増悪させている可能性がある.
治療には夜間の持続陽圧呼吸,酸素吸入,炭酸ガス感受性の抑制など種々の方法が試みられている.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.