Japanese
English
特集 脱水を見逃していないか
脱水の治療と管理
腎不全を伴う脱水の特徴とその対応
Characteristic Aspect of Volume Depletion with Renal Failure and its Management
佐藤 博司
1
1佐久総合病院内科
pp.522-523
発行日 1995年6月15日
Published Date 1995/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414901531
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
■脱水予備状態に漫然と利尿薬が使用され,低クロール性代謝性アルカ ローシスと腎前性腎不全を来した症例
患者 76歳,女性.
膝関節痛で近医で鎮痛薬を使用していた.顔面,四肢浮腫が出現したため利尿薬(フロセミド20mg/日)が拠方され内服していた.膝痛のため歩行を控えるようになっていた.利尿薬は浮腫が消失してからも毎日服用していた.入院10日前より全身倦怠感,脱力感,四肢の筋肉のけいれんが出現したため当院を受診する.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.