内科エマージェンシー 私の経験
花粉症の減感作療法中に生じたアナフィラキシーの一例
池谷 敏郎
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1医療法人社団池谷医院内科
pp.382
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907175
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症例は35歳女性.既往歴に甲状腺癌,多発性心室性期外収縮あり.25歳で発症した重症のスギ花粉症に対し平成9年11月より減感作療法を開始.スギ抗原の皮内反応閾値の1/10濃度である1,000万倍希釈スギ抗原0.05mlの皮下注射より開始し,以後1~2週間隔で0.05mlずつ増量し0.5mlまで終了後に抗原濃度を10倍にする増量法を行った.
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