今月の主題 アレルギー診療の実際
鼻炎
花粉アレルゲン回避と減感作療法
沼田 勉
1
,
今野 昭義
1
,
寺田 修久
1
1千葉大学医学部耳鼻咽喉科
pp.208-209
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907339
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●どのような治療を選択しても,抗原回避の努力は必須である.
●スギ花粉症が60歳前に自然寛解する頻度は10%以下である.
●素因の強い者,抗原特異的IgE抗体値の高い者,小児期発症者では自然寛解が起こりがたい.重症スギ花粉症で関東以西に居住する者,中等症以上の通年性アレルギー性鼻炎症例では,根治を期待できる唯一の治療法として減感作療法の適応を考える.
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