今月の主題 アレルギー疾患の最近の考え方と治療
アレルギー性疾患治療の最近の話題
経口減感作療法
須甲 松伸
1
,
佐藤 元
2
1東京大学医学部物療内科
2筑波大学医療技術短大部
pp.337-339
発行日 1997年2月10日
Published Date 1997/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904385
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●注射による減感作療法は,手技の煩雑さ,通院負担,全身の副反応の懸念など解決すべき問題があるが,経口減感作療法は簡便で安全性が高い.
●アレルゲンの選定,投与方法の工夫により,その有効性も上がってきている.
●経口免疫寛容を誘導する方法として,アレルギー疾患のみならず自己免疫性疾患においても応用への期待が高い.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.