今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave
いま,そこにある自己免疫性肝疾患
治療の実際と臨床医の疑問点
PBCの治療薬とその選択
石橋 大海
1
,
高崎 智子
1
1九州大学医学部第1内科
pp.81-85
発行日 1998年1月10日
Published Date 1998/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906633
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ポイント
●病期,病態に応じた治療計画を立てることが重要.
●無症候性で進行がみられなければ経過観察を.
●無症候性で進行する症例と症候性の症例にはUDCAが第一選択薬.
●UDCAの効果発現の機序は,胆汁酸を介した作用と免疫抑制作用である,
●免疫抑制剤は副作用があらわれやすいので使用は慎重に.
●門脈圧亢進をきたしやすいので,早期であっても食道静脈瘤のチェックは行う.
●骨粗鬆症を予防し,骨折に留意する.
●末期になれば肝移植の適応となる.
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