今月の主題 自己免疫性肝疾患のNew Wave
いま,そこにある自己免疫性肝疾患
治療の実際と臨床医の疑問点
HCV抗体陽性のAIHをどう治療するか
岩渕 省吾
1
1杏雲堂平塚病院消化器内科
pp.78-80
発行日 1998年1月10日
Published Date 1998/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402906632
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●血中HCV-RNA量の少ない例(<1.0Meq)やセログループが2の例で,肝硬変の心配のない場合はインターフェロン(IFN)治療を考慮する.
●その際,IFNによる肝炎の増悪に注意し,悪化がみられたらプレドニゾロン投与に替える.
●肝障害の主体がC型慢性肝炎かAIHかの判別の難しい例には,初めにプレドニゾロン20mg×2週投与の反応をみるのもよい.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.