今月の主題 高脂血症と動脈硬化
高脂血症の診断と新たな検査法
酸化LDLの測定意義と使いかた
戸島 俊一
1
,
長谷川 昭
1
,
永井 良三
1
1群馬大学医学部第2内科
pp.424-426
発行日 1999年3月10日
Published Date 1999/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905941
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●酸化LDLは動脈硬化を反映しているマーカーであると考えられる.
●酸化LDLに対するモノクローナル抗体を用い,血漿中に存在する微量の酸化LDLの測定が可能となり,虚血性心疾患患者の血漿中酸化LDLは健常者に比べ有意に高値を示した.
●血漿中酸化LDLの増加が動脈硬化の原因となるのか,あるいは,動脈硬化の進展に関与している因子なのかなど不明な点も多く,今後解明されていくことが期待される.
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