今月の主題 高脂血症と動脈硬化
臨床で必要な動脈硬化診断—脂質との接点
心筋虚血の診断
矢野 雅文
1
,
松﨑 益德
1
1山口大学医学部内科学第2講座
pp.401-403
発行日 1999年3月10日
Published Date 1999/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905935
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●心筋虚血所見として最も早期に出現するのは心筋血流低下で,次いで心筋代謝異常,緊張不全,収縮不全,心電図変化,狭心痛の順となる.
●負荷心エコー法は,低用量では生存心筋の壁運動の回復(心筋バイアビリティの検出),高用量では虚血心筋の壁運動低下(心筋虚血の検出)に用いられる.
●CAGは,冠動脈病変の広がりや形態を評価し,血行再建(PTCAまたはバイパス手術)の適応を決定するうえで不可欠である.
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