Japanese
English
今月の主題 活性酸素とSOD
活性酸素と病態
心筋虚血
星合 清隆
1
,
中澤 博江
1
,
広田 有希
2
Kiyotaka HOSHIAI
1
,
Hiroe NAKAZAWA
1
,
Yuki HIROTA
2
1東海大学医学部生理科学教室
2蓮見癌研究所
キーワード:
再灌流
,
梗塞領域
,
ペルオキシニトライト
Keyword:
再灌流
,
梗塞領域
,
ペルオキシニトライト
pp.166-170
発行日 1996年2月15日
Published Date 1996/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902823
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
虚血に陥った心筋はATPが減少し,乳酸などの代謝産物の蓄積によるアシドーシスが生じる.また細胞内Ca2+が上昇しミトコンドリア機能が傷害される.この準備状態の心筋に虚血の解除を目的として再灌流(酸素の再供給)するとO2-やH2O2などの活性酸素が発生する.これらは遷移金属イオンの存在下でさらに活性な分子種を生成し,細胞膜脂質や蛋白を攻撃する.またO2-は一酸化窒素(NO)と反応してNOを消去し,血流障害や白血球の粘着の増悪因子となる.再灌流傷害に対してSODや抗酸化剤を投与した膨大な成績の中で,これらに心筋壊死の減少効果がないとする報告も多い.その原因は実際に組織傷害をきたす活性酸素種と,それらのターゲットが明確でないこと,SODなどの治療薬のターゲットへの到達に問題があるためと考えられている.〔臨床検査40:166-170,1996〕

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