今月の主題 心エコーToday
何を診断できるか—原理,正常波形と臨床応用
負荷心エコー法
小柳 左門
1
1国立病院九州医療センター循環器内科
pp.2036-2039
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905345
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ポイント
●負荷心エコー法は冠動脈疾患の診断に優れ,心筋虚血の部位や重症度について簡便に判定できる.
●運動負荷心エコー法は生理的負荷であり,診断率も高いが,体動や呼吸の影響を受けやすく,検査には熟練が必要である.
●運動が十分にできない症例などでは,薬物負荷心エコー法が有用であり,特にドブタミン負荷法は高い診断率が得られる.
●心筋viabilityの診断には,低用量のドブタミン負荷法が有用である.
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