今月の主題 臨床医のための遺伝子工学
遺伝子工学のトピックス
核酸医薬の臨床応用
青木 元邦
1
,
森下 竜一
1
,
檜垣 實男
1
,
荻原 俊男
1
1大阪大学医学部第4内科
キーワード:
細胞周期調節遺伝子
Keyword:
細胞周期調節遺伝子
pp.2191-2193
発行日 1997年11月10日
Published Date 1997/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904821
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分子生物学の進歩は,従来の医療では治療困難であった疾患に対し遺伝子治療という新しい治療法を与え,その流れは循環器領域にも及びつつある.遺伝子治療の一つの方法は,核酸合成機で作製されるアンチセンスオリゴヌクレオタイド(アンチセンスオリゴ)であり,新しい核酸医薬という薬物療法の概念を作った.この核酸医薬の新しい仲間として,おとり(デコイ)型核酸医薬やリボザイムが開発されてきて注目を集めている.
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