今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技
肝疾患
肝細胞癌—肝動脈塞栓術(TAE)
磯部 義憲
1
1北里大学束病院放射線科
pp.506-508
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904423
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ポイント
●TAEの方法の選択基準は以下のとおりである.
①腫瘍栄養血管の有無(腫瘍濃染の有無)
②栄養血管の血管解剖
③腫瘍の肉眼形態
④腫瘍の占拠範囲(占拠率50%を境界)
⑤肝内門脈血流の有無(門脈腫瘍血栓の程度)
⑥動脈-門脈シャント・遠肝性門脈血流
⑦肝機能(ビリルビン値,ICG 15min,腹水など)
⑧腎機能
⑨肺血管とのシャントの有無
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