今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技
食道疾患
食道腫瘍—胸腔鏡的・腹腔鏡的アプローチ
井上 晴洋
1
,
河野 辰幸
1
,
遠藤 光夫
1
1東京医科歯科大学医学部第1外料
pp.432-433
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904402
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
●食道癌に対するminimally invasive surgeryとして「胸腔鏡下食道切除術」を施行してきた.最近では「腹腔鏡下胃管作成術」を開始している.
●鏡視下手術のリンパ節郭清の程度は今後の課題であり,現在は適応を制限しながらの実施が望ましい.
●今後は「胸腔鏡下食道切除術」と「腹腔鏡下胃管作成術」を組み合わせた食道癌に対する鏡視下手術が完成されると思われる.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.