今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技
食道疾患
食道腫瘍—食道表在癌に対する内視鏡的粘膜切除術
青木 純
1,2
,
幕内 博康
3
,
三輪 剛
2
1東海大学東京病院内科
2東海大学東京病院内科6
3東海大学東京病院外科2
pp.428-431
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904401
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ポイント
●EMR(内視鏡的粘膜切除術)は,病理学的診断が可能な有用な治療法である.
●早期食道表在癌に対するEMRの絶対的適応は深達度m1,m2の病変である.
●EMRの主な偶発症は出血,穿孔,狭窄である.
●早期食道表在癌に対するEMRの成績は極めて良好である.
●早期食道表在癌に対するEMRは,良好な予後とQOLが得られる最良の策である.
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