特集 消化器外科手術の論点2020 誌上ディベートと手術手技
食道外科 1 胸腔鏡下食道癌根治術の最適アプローチ 腹臥位の立場から
小柳 和夫
1
,
小澤 壯治
1
,
二宮 大和
1
,
谷田部 健太郎
1
,
樋口 格
1
,
山本 美穂
1
1東海大学医学部消化器外科
キーワード:
胸腔鏡下食道癌手術
,
腹臥位
Keyword:
胸腔鏡下食道癌手術
,
腹臥位
pp.386-393
発行日 2020年3月31日
Published Date 2020/3/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000001605
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胸腔鏡下食道癌手術は,日本内視鏡外科学会の内視鏡外科手術に関するアンケート調査によれば,年々増加傾向にあり,2017年には2,300件以上の食道癌根治術が胸腔鏡下に行われている1)。また,年間約10人程度の外科医が食道癌手術で内視鏡外科手術の技術認定を受けている。これは,各施設で手術術式が定型化され,手術が安全に行われるようになってきたことを反映していると考えられる。
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