特集 イラストで見る消化器癌手術アトラス
Ⅱ 食道・胃 1 胸腔鏡下食道癌手術における腹臥位アプローチ
石山 廣志朗
1
,
大幸 宏幸
1
,
久保 祐人
1
,
久保 賢太郎
1
,
宇都宮 大地
1
,
小熊 潤也
1
1国立がん研究センター中央病院食道外科
キーワード:
食道癌
,
胸腔鏡下食道切除
,
腹臥位
Keyword:
食道癌
,
胸腔鏡下食道切除
,
腹臥位
pp.723-732
発行日 2023年5月31日
Published Date 2023/5/31
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000003322
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腹臥位アプローチによる胸腔鏡下食道切除術がCuschieriら1)によって初めて報告されてから約30年が経過している。現在,この体位アプローチが食道手術の主流となっており,ロボット支援手術の体位にも導入されている。腹臥位アプローチは左側臥位と比較して,安定した静止野を提供することが可能となり,縦隔解剖の理解がさらに深まった。また,重力を利用した食道の展開が可能であり,人工気胸を併用することで過度な肺圧排を防ぐなどの利点がある。
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