今月の主題 消化器疾患の低侵襲治療手技
食道疾患
食道狭窄
嶋尾 仁
1
,
森瀬 昌樹
1
,
比企 能樹
1
1北里大学東病院消化器外科
pp.434-436
発行日 1997年3月10日
Published Date 1997/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904403
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ポイント
●食道狭窄治療法として内視鏡的ブジーが行われる.
●悪性狭窄では拡張維持のため,ブジーの直後にステントが留置される.
●ステントはself-expandingタイプが挿入が容易である.
●ステントは抗癌剤治療や放射線治療と併用する.
●ブジー,ステント留置では穿孔と遅発性食道潰瘍に注意を払う.
●内視鏡胃瘻造設術の併用は,在宅期間の延長に有用である.
●悪性狭窄の治療は,経口摂取改善を目的とした姑息的治療で予後は不良である.
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