増刊号 Common Disease 200の治療戦略
皮膚疾患
蕁麻疹
小泉 洋子
1
1北海道大学医学部皮膚科
pp.594-595
発行日 1995年11月30日
Published Date 1995/11/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402904221
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疾患概念と病態
蕁麻疹は一過性に表在性限局性浮腫を生ずる疾患である.真皮の肥満細胞が刺激され,ヒスタミンなどの化学伝達物質を遊離し,毛細血管の透過性亢進と血管拡張を引き起こす.掻痒性の膨疹が,1〜数時間で消褪する.原因は多岐にわたる(表1).
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