今月の主題 皮膚科から内科医へのアドバイス
内科医が知っておきたい皮膚疾患
蕁麻疹
杉 俊之
1
1浦和市立病院皮膚科
pp.696-697
発行日 1996年4月10日
Published Date 1996/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905051
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ポイント
●蕁麻疹は皮膚の一過性,表在性,限局性の浮腫である.
●膨疹は通常激しい掻痒を伴い,数時間以内に消退する.
●本邦では皮疹の出没が1ヵ月以上にわたるものを慢性蕁麻疹,それまでに消退するものを急性蕁麻疹と呼ぶ.
●原因は多岐にわたり,特に慢性蕁麻疹では原因物質,発症機序が不明な場合が多い.●治療は抗ヒスタミン剤,抗アレルギー剤の内服療法が中心となる.
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