特集 小児の治療方針
1 よくみられる症状・症候への対症療法
蕁麻疹
高増 哲也
1
1神奈川県立こども医療センターアレルギー科
pp.33-34
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000153
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蕁麻疹はかゆみを伴う膨疹である.原因検索には病歴聴取が最も重要であるが,その多くは原因が特定されない特発性のものである.発症6週間未満を急性,6週間以上を慢性に分類する.治療は原因・悪化因子の除去・回避と,抗ヒスタミン薬を中心とした薬物療法である.皮膚以外の臓器にも症状を認める場合は,アナフィラキシーの可能性も考慮に入れ,アドレナリン投与を検討する.
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