今月の主題 臨床医のための栄養ガイダンス
栄養素のとり方—最近の話題
炭水化物
川井 紘一
1
1筑波大学臨床医学系内科
pp.1137-1141
発行日 1994年6月10日
Published Date 1994/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902774
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ポイント
●炭水化物は生体のエネルギー源としてばかりでなく,糖蛋白,糖脂質,核酸の構成成分としても重要である.
●総摂取カロリーの50%程度は炭水化物でとる必要がある.
●肝臓は空腹安静時にはグルコースを毎時8g,脳,筋肉,赤血球のエネルギーとして放出している.
●Acarboseは澱粉や蔗糖の消化を遅延させ,糖尿病患者の血糖コントロールおよび脂質代謝改善に有用である.
●パラチノースは非う蝕作用および抗う蝕作用と,消化が遅いという特色をもった甘味料である.
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