診療controversy medical decision makingのために 肥満症に対する食事療法
まず炭水化物制限
宮崎 滋
1
1東京逓信病院 内科
キーワード:
カロリー制限
,
肥満症
,
Adiponectin
,
低炭水化物食
Keyword:
Obesity, Morbid
,
Caloric Restriction
,
Diet, Carbohydrate-Restricted
,
Adiponectin
pp.965-970
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2009198000
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肥満症の治療には食事療法が有用である。エネルギー制限量が同じであるとき、どの栄養素の摂取量を減らすと、さらに体重減少が大きいかは、これまで多くの議論があった。とくに炭水化物と脂肪のいずれを制限すると効果がより大きいかという問題については、近年、2年未満であれば炭水化物の制限がより有効であるとの報告が出されている。脂肪摂取量が欧米人より少ない日本人では、炭水化物摂取制限が有用ではないかと思われる。
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