今月の主題 消化器疾患の治療法—1994年の再評価
小腸・大腸疾患
大腸ポリープと早期癌—内視鏡治療の適応と限界
五十嵐 正広
1
,
勝又 伴栄
1
1北里大学東病院消化器内科
pp.63-68
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902548
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
●5mm以下の隆起型は,ホットバイオプシー,表面型はストリップバイオプシーで切除.
●5mm以上で隆起型はスネアポリペクトミー,表面型はストリップバイオプシーが適応.
●切除適応は,有茎性病変は基部20mm以下,無茎性病変や表面型腫瘍ではnon-liftingsign陰性が条件で30mm以下.
●m癌では,切除端に癌が陰性であれば内視鏡治療のみで治療終了.sm癌では,断端陰性,脈管侵襲陰性,高分化型癌の条件を満たせば内視鏡治療のみでよい.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.