今月の主題 腸疾患診療のノウハウ
日常よくみられる疾患
大腸ポリープ・早期大腸癌
津田 純郎
1
,
松井 敏幸
1
1福岡大学筑紫病院消化器科
pp.816-819
発行日 2002年5月10日
Published Date 2002/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908701
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ポイント
大腸ポリープは，広義には大腸管腔内に隆起したものすべてを呼称する言葉である．狭義には良性上皮性腫瘍や腫瘍様病変などを指す言葉として使われることが多い．したがって，大腸ポリープには多くの疾患が含まれる．
腺腫は良性上皮性腫瘍だが，頻度が高く，癌のprecurcerとも考えられており，臨床的にも病理学的にも重要な病変である．
早期大腸癌は，病理組織学的に粘膜内癌と癌浸潤が粘膜下層にとどまる病変で，固有筋層以深に浸潤した進行癌と区別されている．
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