今月の主題 消化器疾患の治療法—1994年の再評価
小腸・大腸疾患
進行大腸癌
棟方 昭博
1
,
福田 真作
1
,
対馬 健一
1
1弘前大学医学部第1内科
pp.69-72
発行日 1994年1月10日
Published Date 1994/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902549
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ポイント
●生活様式,特に食生活の欧米化に伴い,大腸癌の発生率は年々増加してきている.
●大腸集検の普及,検査法の進歩により,大腸早期癌の発見率は年々増加しているが,手術可能症例だけみても未だ約70%は進行大腸癌である.
●直腸癌の外科治療において,肛門機能を温存した肛門括約筋温存術や排尿・性機能の温存を目的とした自律神経温存手術が行われている
●手術不能進行大腸癌の内科的治療として,5-FUの効果増強を目的としたbiochemicalmodulationが注目されている.
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