今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療
閉塞性肺疾患の病態生理
気道炎症とサイトカイン
滝沢 始
1
1東京大学医学部物療内科
pp.2070-2072
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902468
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●好中球や好酸球などの気道の炎症性細胞はその増殖・分化・組織浸潤・活性化のあらゆる段階において,各種サイトカインをはじめとする液性因子の制御を受けている.
●気道炎症を有する患者の気道には種々のサイトカインが存在し,気道炎症での役割が示唆される.
●サイトカインの産生細胞として特にTリンパ球や気道上皮細胞が注目され,治療薬剤によりこれらの細胞からのサイトカイン産生が抑制されることが示されている.
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