今月の主題 閉塞性肺疾患の診断と治療
閉塞性肺疾患の病態生理
気道感染の成立と持続
武田 博明
1
1杏林大学医学部第1内科
pp.2073-2075
発行日 1993年11月10日
Published Date 1993/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902469
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
●感染の成立は,病原微生物の標的臓器への付着がfirst stepとなる.
●感染の持続には,菌がglycocalyxを産生し,これを介して凝集し,バイオフィルムを形成することが関与している.
●バイオフィルムは,生体防御系および適合抗菌剤に抵抗性を有し,結果的に菌は局所で生存し続ける.
●バイオフィルムより遊離した菌が,内因性感染性再燃を引き起こす.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.