今月の主題 消化性潰瘍治療の新展開
特殊な潰瘍の治療
NSAIDs併用例の治療
安達 献
1
,
石川 主税
1
,
西元寺 克禮
2
1国立相模原病院内科
2北里大学医学部内科
pp.1676-1678
発行日 1993年9月10日
Published Date 1993/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402902270
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●NSAIDsはできるだけ少量使用し,坐剤やプロドラッグなどを第一選択とする.
●胃腸障害発生の比較的少ないNSAIDsでスタートし,その後,抗炎症作用の強い薬剤に切り替える.
●NSAIDs長期投与中に発症した潰瘍は通常の消化性潰瘍に比し,難治性潰瘍が多く,プロトンポンプ阻害剤やH2受容体拮抗剤の選択に加え,プロスタグランジン製剤の併用を考える.
●ステロイド併用例は予防的抗潰瘍薬投与の絶対的適用であり,プロスタグランジン製剤やH2受容体拮抗剤などを投与する.
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