関節リウマチ診療update-これだけは知っておきたい知識とは?
《治療薬のPros & Cons》 NSAIDs
川人 豊
1
1京都府立医科大学 大学院医学研究科免疫内科学
キーワード:
関節リウマチ
,
消化器疾患
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
Cyclooxygenase 2 Inhibitors
,
腎機能障害
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Digestive System Diseases
,
Renal Insufficiency
,
Cyclooxygenase 2 Inhibitors
pp.585-588
発行日 2012年4月1日
Published Date 2012/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2012181567
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
・Helicobacter pyloriの除菌療法が進み、上部消化管障害は全体として減少しているが、NSAIDsによるものは依然として多い。・NSAIDsの使用で、下部消化管障害も出現する。・選択的COX-2阻害薬は、上部・下部の消化管障害にも安全性が高い。・PPIの併用は、上部消化管障害の発現リスクを低下させる。・選択的COX-2阻害薬は、他のDMARDs同様腎機能障害にも配慮が必要である。・心血管イベントは選択的COX-2阻害薬のみならずNSAIDs全体に存在する。・NSAIDsは、作用時間やとくに消化管障害のリスクを考慮に入れて選択する。
©Nankodo Co., Ltd., 2012