今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために
肝硬変でみられる病態とその治療の定石
肝性脳症の予防と治療
与芝 真
1
1昭和大学藤が丘病院・消化器内科
pp.1596-1599
発行日 1992年9月10日
Published Date 1992/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901672
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ポイント
1)肝性脳症には,アンモニアを主因とするものとそれ以外の物質を主因とするものがあり,肝硬変では両者が混在する.
2)これまでの多くの薬剤療法は高アンモニア対策であるので,アンモニアを主因とする症例では有効だが,そうでない症例(特に末期肝硬変)では限界がある.
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