今月の主題 肝硬変から肝細胞癌へ—臨床医の正しい診療のために
肝硬変診断の定石とPitfall
ベッドサイドにおける肝硬変の診断
宝角 衛
1
1東京厚生年金病院・内科
pp.1528-1532
発行日 1992年9月10日
Published Date 1992/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901657
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ポイント
1)肝硬変をきたす各種の成因と,その成因による病態と経過を熟知すること.
2)成因を知るためには,要を得た問診にて生活歴・病歴(家族歴,既往歴,現病歴)を聴取することが大切である.
3)自・他覚症を十分把握するためには,各自・他覚症の入念な診察が必要であり,同時にその診察法に関する技術の習得も大切である.
4)問診と診察で得られた事項の総合的な組み合わせによって,診断が可能となる.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.