肝臓病の病理・12
肝硬変(II)特殊型肝硬変
奥平 雅彦
1
,
中 英男
1
,
髙野 康雄
1
,
瀬川 謙一
1
Masahiko OKUDAIRA
1
,
Eio ATARI
1
,
Yasuo TAKANO
1
,
Ken-ichi SEGAWA
1
1北里大学医学部病理学教室
キーワード:
うっ血性肝硬変
,
胆汁性肝硬変
,
寄生虫性肝硬変
,
Wilson病
,
Indian childhood cirrhosis
Keyword:
うっ血性肝硬変
,
胆汁性肝硬変
,
寄生虫性肝硬変
,
Wilson病
,
Indian childhood cirrhosis
pp.1334-1338
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900918
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特殊性肝硬変は,慢性のうっ血,胆汁うっ滞,寄生虫の寄生というような特殊な原因によって,それぞれ他とは異なる特殊な形態発生と終末像を示す肝硬変である.形態的移行がないことから,かなり早期から,偽小葉結節を形成していない時期から肝硬変と呼ばれる.成因としてきわめて多くのものが知られているが,個々の成因によるものはまれで,全体としても頻度が低く,かつ減少の傾向にある.
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