肝臓病の病理・11
肝硬変(I)通常型肝硬変
奥平 雅彦
1
,
大部 誠
2
,
岩渕 啓一
1
,
鈴木 正道
1
Masahiko OKUDAIRA
1
,
Makoto OHBU
2
,
Keiichi IWABUCHI
1
,
Masamichi SUZUKI
1
1北里大学医学部病理学教室
2北里大学医学部病理学教室,北里研究所メディカルセンター病院中央検査部
キーワード:
通常型肝硬変
,
偽小葉結節
,
長与・三宅分類
,
病態生理
Keyword:
通常型肝硬変
,
偽小葉結節
,
長与・三宅分類
,
病態生理
pp.1203-1208
発行日 1991年11月15日
Published Date 1991/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900769
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肝硬変はすべての慢性進行性肝疾患のいわば"なれの果て"病変として,肝臓全体にび漫性に偽小葉結節を形成した病態である.肝硬変を通常型と特殊型に分けたうえで,ここでは通常型肝硬変について概説した.そして,特に,肝構造の改築が実質域のみならず間質域にも強く起こっていることを強調するとともに,肝血行路の改築の実態について図説した.
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