今月の主題 大腸疾患診療の新時代
内科医のための大腸疾患診断実践講座
これだけは知っておきたい病歴・身体所見・ルーチン検査のチェックポイント:とくに大腸癌を見落とさないために
上野 文昭
1
1東海大学大磯病院・内科
pp.1498-1500
発行日 1991年9月10日
Published Date 1991/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402901034
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ポイント
1)まず大腸疾患の存在を疑うことから診断の第一歩が始まる.
2)直腸診を省略しないこと!
3)原因の明らかでない貧血では,大腸疾患を疑う.
4)便潜血が陰性であっても,大腸疾患を否定する根拠にはなりにくい.
5)注腸X線や大腸内視鏡検査は,以前のような特殊検査ではない.
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