増刊号 内科エマージェンシーと救急手技
疾患からみた内科エマージェンシー
消化器疾患
80.消化管異物
片岡 伸一
1
,
広岡 大司
1
,
大地 宏昭
1
,
圓尾 隆典
1
,
川崎 正
1
,
上江洲 朝弘
2
,
仲本 剛
2
,
牧本 伸一郎
2
,
山田 泰三
2
,
松尾 吉郎
2
1岸和田徳洲会病院・内科
2岸和田徳洲会病院・外科
pp.1946-1948
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402900497
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消化管異物症例は小児が約7割を占め,発症のピークは生後6ヵ月から3歳とされる.ほとんどが遊びで口腔内に異物を入れたまま転んで泣いたり,驚かされた際などに誤飲するために生ずる.成人では精神病患者,自殺企図者などに多く,高齢者では義歯,薬剤包装の一種であるPTP(press through pack)を誤飲することが多い.
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