連載 [新連載]消化管異物の診断と治療
小児の消化管異物
浮山 越史
1
,
渡邉 佳子
1
,
石濱 秀雄
1
1杏林大学医学部小児外科学教室
キーワード:
小児
,
消化管異物
,
食道異物
,
胃内異物
Keyword:
小児
,
消化管異物
,
食道異物
,
胃内異物
pp.583-586
発行日 2022年4月20日
Published Date 2022/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002186
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小児,とくに4歳以下では誤飲・誤嚥が多く,消化管異物も多い.消化管異物で注意が必要なのは,食道異物と鋭利な異物,膨張する異物である.消化管異物にはさまざまなものがあり,病態も多様である.異物の性状,存在する部位,患児の病態によって治療計画が必要となる.消化管異物の治療時における原則は,消化管損傷を避けることである.とくに食道は損傷しやすく,摘出時の縦隔気腫,緊張性気胸も報告されているので注意が必要である.小児における消化管異物とその治療を述べる.
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