Japanese
English
臨床報告
上行結腸壊死を伴った横行結腸軸捻転症の1例
A case of volvulus of the transverse colon associated with necrosis of the ascending colon
牧本 伸一郎
1
,
仲本 剛
1
,
山田 泰三
1
,
与座 聡
1
,
賀集 信
1
,
上江洲 朝弘
1
Shinichiro MAKIMOTO
1
1岸和田徳洲会病院外科
pp.405-408
発行日 1989年3月20日
Published Date 1989/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407210318
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はじめに
横行結腸軸捻転症はきわめて稀な疾患であり,全結腸軸捻転症の約4%程度とされている1).本邦報告例2〜7)は1970〜87年までの18年間で,われわれが調べ得た範囲では,自験例を含めて7例である.最近われわれは,絞扼性レイウスの診断のもとに開腹術を行い,上行結腸壊死を伴った横行結腸軸捻転症の1例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.
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