今月の主題 内科エマージェンシー
疾患からみた内科エマージェンシー
消化器疾患
消化管異物
六倉 俊哉
1
1茅ヶ崎徳洲会総合病院・消化器科
pp.1228
発行日 1989年7月10日
Published Date 1989/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402222581
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消化管異物に対するアプローチの方法を決める上で,異物の大きさ,形状,部位,患者の年齢,全身状態,治療に協力的か否か,症状の有無などが重要である.これらにより,自然排泄を待つか,内視鏡的に除去するか,あるいは手術療法に踏み切るかが決定される.魚や鶏の骨,食物塊,コイン,ようじ,クギ,PTP包装薬物,義歯などがその主なものであるが,異常者がカミソリの刃を故意に飲み込んだり,肛門から異物を挿入して来院することもある.
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