Japanese
English
臨床報告・1
単発性脾膿瘍の1例
A case report of single splenic abscess
谷掛 雅人
1
,
仲本 剛
1
,
新保 雅也
1
,
小川 敦史
1
,
牧本 伸一郎
1
,
上江洲 朝弘
1
Masato TANIGAKE
1
1岸和田徳洲会病院外科
キーワード:
脾膿瘍
,
脾摘術
Keyword:
脾膿瘍
,
脾摘術
pp.265-269
発行日 1998年2月20日
Published Date 1998/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903121
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はじめに
脾膿瘍は比較的稀な疾患であり,従来は汎発性腹膜炎の診断にて開腹手術を施行され,破裂した膿瘍を確認することで診断された1).しかし最近ではultrasonography(US)や,computed tomo-graphy(CT)といった画像診断装置の進歩,普及により,破裂前に診断される症例も増加した.
今回,筆者らは破裂前に診断しえた単発性脾膿瘍の1例を経験し,その診断,治療法について検討したので文献的考察と併せて報告する.
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