特集 “とりあえずスタチン”から脱却!—動脈硬化性疾患一次予防・最新の考え方
生活習慣
動脈硬化性疾患予防のための運動処方—誰に,何を,どの程度
木庭 新治
1
1昭和大学医学部内科学講座循環器内科学部門
キーワード:
有酸素運動
,
レジスタンス運動
,
身体活動
,
坐位行動
,
動脈硬化性心血管疾患
,
ASCVD
Keyword:
有酸素運動
,
レジスタンス運動
,
身体活動
,
坐位行動
,
動脈硬化性心血管疾患
,
ASCVD
pp.1274-1280
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229679
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Point
◎運動やその強度にかかわらず,身体活動量を増加させることは動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)発症や総死亡の予防効果がある.
◎成人では,中強度以上の有酸素運動1日合計30分以上を週3回以上,または週に150分以上,中強度以上の有酸素運動を実施する.
◎有酸素運動とレジスタンス運動,バランス運動を併用する.
◎習慣的身体活動は抗動脈硬化作用など多面的心血管保護効果を有する.
◎坐位行動時間を中断し,減らすことは健康寿命の延伸に有益である.
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