特集 “とりあえずスタチン”から脱却!—動脈硬化性疾患一次予防・最新の考え方
治療
動脈硬化性疾患予防からみた血糖管理
八代 諭
1
,
石垣 泰
1
1岩手医科大学医学部医学科内科学講座糖尿病・代謝・内分泌内科分野
キーワード:
血糖コントロール
,
早期治療
,
SGLT2阻害薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
包括的管理
Keyword:
血糖コントロール
,
早期治療
,
SGLT2阻害薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
包括的管理
pp.1268-1273
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229678
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Point
◎血糖コントロール不良が動脈硬化性疾患発症リスクであり,早期から長期間にHbA1cを良好に維持することが重要である.
◎糖尿病細小血管合併症(網膜症,腎症,神経障害)を有する糖尿病患者は高リスクとして,一次予防であっても厳格なLDL-C管理が考慮される.
◎糖尿病治療薬のなかでは,SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬,メトホルミンが動脈硬化性疾患発症予防のエビデンスを有する.
◎血糖コントロールのみならず血圧,脂質,喫煙などに対する包括的な管理が必要である.
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