特集 糖尿病診療2021:日常的に包括的診療を行うために
糖尿病の治療
どこでもできる運動療法
日吉 徹
1
1日本赤十字社医療センター糖尿病内分泌科
キーワード:
身体活動
,
有酸素運動
,
レジスタンス運動
,
metabolic equivalents(METs)
Keyword:
身体活動
,
有酸素運動
,
レジスタンス運動
,
metabolic equivalents(METs)
pp.375-378
発行日 2021年3月1日
Published Date 2021/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika127_375
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Summary
▪運動療法の必要性を説明する際の理論的背景を知っておく.
▪運動以外の身体活動を増加させることも血糖値コントロールには有意義である.
▪身体活動を現状より少しでも増やすこと(10分多く歩くなど),30分以上の運動を週2日以上行う運動習慣をもつことが推奨される.
▪有酸素運動,レジスタンス運動を組み合わせて3 METs以上の運動を,週に150分以上実施できるようにする.
▪運動療法の弊害として心血管イベント発生を避けなければならないため,必要に応じてメディカルチェックを実施する.
© Nankodo Co., Ltd., 2021