特集 症例から読み解く—高齢者診療ステップアップ
薬物療法を再考する
抗凝固薬,抗血小板薬の減薬・中止基準
石井 充
1
,
赤尾 昌治
1
1国立病院機構京都医療センター循環器内科
キーワード:
高齢者
,
抗血栓薬
,
抗凝固薬
,
抗血小板薬
,
心房細動
,
冠動脈疾患
Keyword:
高齢者
,
抗血栓薬
,
抗凝固薬
,
抗血小板薬
,
心房細動
,
冠動脈疾患
pp.1485-1489
発行日 2023年8月10日
Published Date 2023/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229093
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Point
◎抗血栓薬の使用は,de-escalation(段階的縮小)に向かっている.
◎出血は予後を大きく悪化させるので,抗血栓薬の使用時には十分留意する必要がある.
◎抗凝固薬投与がためらわれる高齢患者にも,安易なオフラベル(不適切)の減量は慎むべきである.
◎抗血栓薬中止のタイミングをどうするか,その際の患者との合意形成が重要である.
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