特集 ガイドラインに基づいた内視鏡診療
2 .「抗血栓薬服用者に対する消化器内視鏡診療ガイドライン」に基づく当院での内視鏡診療経験
伊藤 峻
1
,
小野 敏嗣
1
,
藤城 光弘
2
1千葉西総合病院消化器内科
2名古屋大学大学院医学系研究科病態内科学講座(消化器内科)
キーワード:
抗血栓薬
,
抗凝固薬
,
抗血小板薬
,
消化器内視鏡
,
ガイドライン
Keyword:
抗血栓薬
,
抗凝固薬
,
抗血小板薬
,
消化器内視鏡
,
ガイドライン
pp.15-22
発行日 2019年12月20日
Published Date 2019/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001014
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超高齢社会を迎え,血栓塞栓症の発症リスクの高い高齢者に対して,内視鏡診療を行う機会が増加している.抗血栓薬は,抗血小板薬,抗凝固薬,血栓溶解薬に大別される.従来の消化器内視鏡診療では抗血栓薬の休薬を推奨していたが,最新のガイドラインにおいては,休薬をしないという選択肢も認められるようになった.しかし,ガイドラインに記載されているステートメントのエビデンスレベルは低いものが多く,今後とも本分野におけるevicence levelの向上を意識した臨床研究が必要である.
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