特集 循環器診療2020—どこまで攻めて,どこから引くか?
心不全
新規心不全薬—企業からの情報提供の前に知っておくべきこと
鍋田 健
1
1北里大学医学部循環器内科学
キーワード:
アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬
,
ARNI
,
SGLT2阻害薬
,
HFrEF
Keyword:
アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬
,
ARNI
,
SGLT2阻害薬
,
HFrEF
pp.1678-1681
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227171
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬(ARNI)/SGLT2阻害薬いずれも収縮能が低下した心不全(HFrEF)への大規模臨床試験で予後改善効果が示されており,積極的な使用が望まれる.
◎ARNIの有用性はリアルワールドデータでも示されているが,非糖尿病心不全でのSGLT2阻害薬の有効性はリアルワールドデータではまだ検証されていない.
◎両薬剤ともに収縮能が保たれた心不全(HFpEF)への効果は現状証明されていない.
Copyright © 2020, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.