特集 循環器診療2020—どこまで攻めて,どこから引くか?
心不全
心不全診療の未来
小保方 優
1
1群馬大学医学部附属病院循環器内科
キーワード:
HFpEF
,
フェノタイピング
,
heterogeneity
Keyword:
HFpEF
,
フェノタイピング
,
heterogeneity
pp.1682-1684
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227172
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Point
◎HFpEF患者にはHFrEFに効果的な画一的な治療(“one-size-fits-all”アプローチ)は効果が乏しい.
◎この一番の理由はHFpEFが心臓・心臓外のさまざまな異常が混ざり合ったheterogenousな症候群であることだと考えられている.
◎このheterogenousなHFpEFを比較的均一なサブグループに分類し,個別治療をするフェノタイピングが今後のHFpEF治療の鍵である.
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