特集 糖尿病治療薬のチョイス!—こんなとき,あんなとき
一歩進んだ薬剤のチョイス
腎機能が低下した患者への糖尿病治療薬のチョイス
車﨑 麻由菜
1
,
金﨑 啓造
2,3
1島根大学医学部附属病院内分泌代謝内科
2島根大学医学部内科学講座内科学第一
3東郷腎疾患制御研究・開発センター
キーワード:
ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬
,
SGLT2阻害薬
,
グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
持続性グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド/GLP-1受容体作動薬
,
GIP/GLP-1受容体作動薬
,
レニン・アンジオテンシン系阻害薬
,
RAS阻害薬
,
ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬
,
MRA
,
アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬
,
ARNI
Keyword:
ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害薬
,
SGLT2阻害薬
,
グルカゴン様ペプチド1受容体作動薬
,
GLP-1受容体作動薬
,
持続性グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド/GLP-1受容体作動薬
,
GIP/GLP-1受容体作動薬
,
レニン・アンジオテンシン系阻害薬
,
RAS阻害薬
,
ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬
,
MRA
,
アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬
,
ARNI
pp.86-89
発行日 2025年1月10日
Published Date 2025/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990620010086
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Point
◎尿アルブミンの有無にかかわらず,慢性腎臓病(CKD)を合併した糖尿病を有する症例ではナトリウム・グルコース共輸送体2(SGLT2)阻害薬を積極的に考慮するべきである.
◎腎機能低下例や尿アルブミン陽性症例では,腎保護の可能性のある薬剤を検討する必要がある.
◎それぞれの薬において注意すべき点があり,患者個人に合わせて薬剤選択を行う.
◎腎機能低下を有する症例では低血糖リスクや副作用の増強の懸念から,減量や中止が必要な薬剤がある.
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