特集 循環器診療2020—どこまで攻めて,どこから引くか?
心不全
心不全慢性期の至適薬物治療を適切に導入するために
河野 隆志
1
1杏林大学医学部循環器内科学
キーワード:
左室駆出率の低下した心不全
,
HFrEF
,
高齢者
,
併存疾患
Keyword:
左室駆出率の低下した心不全
,
HFrEF
,
高齢者
,
併存疾患
pp.1674-1677
発行日 2020年9月10日
Published Date 2020/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227170
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Point
◎左室駆出率の低下した心不全(HFrEF)患者では,ACE阻害薬(またはARB)とβ遮断薬を導入する.
◎ACE阻害薬とβ遮断薬導入後で,症候性かつ左室駆出率が35%未満の場合は,ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬を追加する.
◎ランダム化比較試験に反映されにくい集団(高齢者など)における真の至適薬物治療の検証が待たれる.
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